人は「良い人成分」と「悪い人成分」どちらも持っている。人間関係のストレス軽減のポイントは「理解」

感情・メンタル
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こんにちは、Enter(エンター)です。

 

今日は、「人間関係で悩んでいる人」や「『なんで人は状況によってこんなに違うんだ。』みたいに思っている人」

に向けて書いていこうと思います。

 

私は、両親の不仲や、学生時代に何度もイジメを受け解決してきた経験から、人をよく観察し、組織や集団の中でどう生き抜いていくかということを常に考え、色々と試してきました。

後輩や同僚から人間関係の相談を受けることも多く、その中で私の知っていることで役に立つものがあると分かったので、私の経験から学んだ知恵を少しずつ書いていけたらと思っています。

 

それでは、さっそくいってみましょう!

人は、善人悪人どちらの要素も持ったハイブリッド

結論から言うと「人というのは善人悪人というよりも、どちらの要素も持ったハイブリッド」がほとんどです。

その中でも基本ベースは、大体が良い人です。

人というのは基本的に協調を大切にし、人を思いやる心を持っています。その中でも日本人は特にその特徴が強いと言われています)

サバンナや森で暮らしていた人類の歴史を振り返ってみても、人という生き物が個々で生き抜いていくのは不可能です。集団で協力することによって人類はここまで生き抜くことができたのです。

 

その点を踏まえても人というのは、本来ある程度の集団で生活することが基本的な機能として備わってるのです。

突然変異が無い限りは協調できるのが人間という生物です。性格による人同士の相性はあるとしても、他人を思いやるなどのものは基本機能として持っています。

 

だから、人は基本ベースとしては良い人である場合が多いのです。

例えば、誰かの笑顔を見ることで、心が癒やされませんか?

人_笑顔
人の笑顔は、他人と自分どちらも癒やす

なぜかを言葉で上手く表現できなくとも、誰かの笑顔や幸せそうな顔を見ることで心地よい気持ちになるのは確かな感覚として持っているはずです。

その感覚が何よりの証拠です。

 

悪い人成分は誰しも持っている

しかし、そんな本能だけで生きているわけでは無い。だから色々と問題が出てくるわけです。欲望や憎しみなど、あまり良くないと分かっていても、誰しもが持っています。

でも、それはしょうがないです。

 

これらのあまり良くないもの(悪い人成分)を持っていない人などいません。

誰しも持っていて当然です。

 

問題はそれを使ってしまうかどうかの問題です。周りの人が、このようなものを使うのが当たり前だったりすると、自らもこの成分を使ってしまうことが多いです。

これを使ってしまう多くの人は自分の憂さ晴らしなどのために、他人に対して使ってしまいます。そして、それを受けた人は他の人にも憂さ晴らしで使って…。ということを繰り返してイライラする人が増えていくという仕組みになっています。

なので、これを使う人が数人でもいるような組織や集団は、使っている人の何倍もの人が不快な気分になっている場合が多いです。

そして、その内に我慢できなくなった人が、また使いはじめていって…といった具合に悪い方向に加速していってしまいます。

 

持っているのはしょうがないです。しかし、実際に使ってしまうというのが問題なわけです。

 

ハッキリと悪人善人と区別できる人は、ほぼいない

これまでのことを理解してもらうと、ほとんどの人は善人や悪人と定義できるわけではなく、どちらの要素も持っているのです。

 

なので、どちらかと定義してしまうと「なんか違った」とか「前と違う」とかの状況になって問題が出てくるわけです。

 

しかし人は、どちらの成分も持っているので状況によってどちらかの成分が多く出てくる場合があるだけなのです。

その出る割合が人によって違ったり、性格、育った環境、などの違いによって個々人で表現に差があるので、皆が違うように見えたりしますが基本は同じなのです。

 

皆、どちらも持っている。

そして、その人の個人的状況や、性格、育った環境などによって、表現方法が激しかったり、おとなしかったりするだけで、

天然の悪人や善人はほぼいません。 

大切なのは理解

一個人であっても状況によって出てくる成分は変わります。それが普通です。

あなたもクタクタに疲れている時は、細やかな気遣いなどは難しいはずです。でもそれだけのことです。疲れているだけであなたは決して悪い人じゃない。これは身近な人の場合も仕事場の場合も同じです。

 

人はどちらも持っていると理解して、その上でどんな状況かを考えてみる。まずはそれが大切です。

そして時間を経ても変わりが無いならその人自身が悪人に寄ってしまっている。それだけのことです。最初に一個人の善悪にフォーカスして見極めるのは尚早というものです。

 

ある程度、長い目で見てみることが大切です。

理解できれば意外とストレスが無くなることも少なくありませんから。

 

今回の記事はこれでおしまいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それではまた、お会いしましょう。

執筆者:Enter(エンター)

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