こんにちは、「Enter」です。
私はある出来事で、人の冷たさを感じ、その時のことが原因で人間不信になりかけたことがありました。
しかし、それを嘆いているだけでは意味がないと思いました。
ですので、その経験を活かして「裏切られたことのある人」に向けて、
「裏切られたのはあなただけじゃない。だから前を向いて一緒に頑張ろう」。そういう思いで書いてみました。
「裏切るような人になりたくないと思っている人」にも読んでもらえたら、嬉しいです。
人は、リスクを負ってまで他人を助けない
人は、口では助けると言うけれど
自分が少しでも損をするようなことでは、決して他人を助けたりはしない。
これが現実です。
私は犯罪者を捕まえた経験があるのですが、その時に助けてくれた人は一人もいませんでした。
犯罪現場を私より先に見た人は大勢(10人以上)いました。しかし、見て見ぬ振り。

私は一人で犯罪者と向き合って、捕まえました。勿論、とても怖かったです。刺されるかもしれない。死ぬかもしれない。そんな危険が少なからずあるのですから。
捕まえた後、警察を呼んでくれる人さえいませんでした。周りの人は見てるだけ。怖いのは分かるけど警察くらい呼んでくれよ。と思いました。
結局、自分で警察を呼んで
警察が来るまで、30分以上拘束し続けなければいいけませんでした。しかも、一対一です。
どんなに怖かったか。どんなに震えたか。
私は武術など一瞬たりとも習ったことはありません。身長165cmくらい、体重50kgくらいで、運動も普通レベルのどこにでもいる、普通の一般人です。怖いに決まっています。
拘束している最中、散々脅されました。
「俺は〇〇刑務所にいたんだ。人殺したんだ。警察呼んだのか?なぁ?」
こんなの震えないはずがありません。(後々確認したところ、どうやら嘘だったようですが。)
怖くて震えが止まりませんでしたが、捕まえた以上は最後まで責任を持って自分が拘束し続けなければと思い、震えを必死に抑えて拘束し続けました。
拘束から約50分後、
5~6人の警察が来て、無事引き渡すことができました。引き渡した後も怖さで、しばらく震えが残っていました。
この事件では、私自身も軽く殴られた程度でその後も何もなく終わったから良いですが
誰も助けてくれなかったあの時のことは今でも忘れられません。
人は、自分に危険が及びそうになると、平気で人を裏切るし、見捨てる。そういう残酷な生き物なのだと身を持って体験しました。
人が動くのは、自分に得がある時だけ

人が動くのは、自分に得がある時だけでそれ以外は基本、動かない。
人は、薄情で、強欲な生き物です。それが本性です。口先だけで結局は動かない。そんな奴に限って口は動かしてますからね。ホントなんなんですかね。
なんで動かない奴にああだこうだと、言われないといけないのかとたまに思います。(まぁ相手にしてもしょうがないので放っておくだけなのですが。。)
人の格は、後天的に身につけるもので決まる

こういう経験をすると「人の格は、後天的に身につけるもので決まる」。と言われている理由がよくわかります。
後天的に身につけるような「勇気」「人徳」「優しさ」といったものが大切で、そういったものが人を作るんだとシミジミ感じます。
周りの人を見ていても思いますが、先天的なものは大した役目を果たさない。役目を果たすのはほんの一瞬で、努力を続けている人に比べれば大したことはない。
だからこそ、後天的に大事なものを身に付けられるように努力し続けている人が、立派な人になっているんだな思います。
これには、今までの実体験からも例外は無い。結果を一時的に出すまぐれ当たりの奴はそれなりにいますが、継続して結果を出し続けるような人は、後天的に身につけた素晴らしいものを持っています。
後天的に努力しないやつは、落ちこぼれるに決まっている

前に、「まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」という本を読んでも思ったのですが、後天的なものが大事というのは、誰もが知っているけど重要視していない人間の原理原則なんじゃないか。そんな風に思っています。
口だけ動かす怠け者にはなりたくないですね。自分の欲に負けた愚か者ですからね。
そんな人には誰もがなりたくないと思っているはずです。
だから、もしこの記事を読んで後天的なものが大事だと思ったなら、誰かを助けようと動いてみて下さい。
あなたの周りの人を助けることはそんなに難しいことじゃありません。
なんでもいいので動いて、助けてあげて下さい。
その積み重ねが、きっと人を作るのだと思います。

どうか人を見捨てる悲しい大人にならないでください。
誰かを助ける人になるために、努力をし続けていきましょう。
私も頑張ります。
一緒に少しずつでも良いので孫や子供に誇ってもらえる大人になれるように頑張りましょう。
今日はここまで。
今回の記事はこれでおしまいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた、お会いしましょう。
※まぐれ当たりと実力の話が、トレーダーである著者の経験から実例を交えて記されていて、興味深かったです。(参考文献)
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